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子犬を迎えたらやることは?必要な準備ややるべきことを徹底解説
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初めて子犬を迎える日は、期待と不安が入り混じる特別な一日です。子犬が快適に過ごせる環境を整えることは、これから共に歩むパートナー(愛犬)への最初の贈り物。準備を進めるうちに、飼い主としての心の準備も整ってくるものです。
今回は、子犬を迎えるために必要な「モノ」の準備と、ドッグトレーナーの視点を交えた「心構えとしつけ」について、GREEN DOG & CATのホリスティックケア・カウンセラーと、ドッグトレーナーの三井惇さんが詳しく解説します。
1. 【事前準備】子犬を迎える当日までに揃えたい必須アイテム6選
子犬の健やかな成長や、怪我や事故から守るために最低限必要なものを揃えましょう。
(1) ケージ・サークルとクレート
ケージは子犬が落ち着いて過ごすための「自分のお部屋」です。お留守番時の怪我やいたずら防止にも役立ちます。
ポイント
犬種の大きさや特性に合わせたサイズを選びましょう。
クレートの併用
移動に便利なクレート(持ち運び用の箱)も用意しましょう。犬は狭くて暗い場所を好む習性があります。ケージの中にクレートを置くことで、より安心できるパーソナルスペースになります。 ※詳しい選び方のコツは後述します。
(2) 食器
初日から必要です。
素材選び
プラスチック製は軽くて便利ですが、体質によってアレルギー(赤みや痒み)が出る場合があります。安定感のある陶器製やガラス製、大型犬なら耐久性のあるステンレス製がおすすめです。
(3) お散歩用品(首輪・ハーネス・リード)
選び方のポイント
- サイズ感:指2本が入る余裕を。子犬は成長が早いため、こまめな調整が不可欠です。
- 抜け防止:伏せの姿勢で後ずさりしても抜けないハーネスや、首輪との併用を検討しましょう。
- リードの使い分け:最初は制御しやすいスタンダードなリード(長さが固定のもの)を。伸縮タイプは指示(コマンド)を覚えてからが安心です。
迷子札
万が一に備え、飼い主の連絡先が入った名札もつけておきましょう。マイクロチップとは別に連絡先がわかるものをつけておくと、万が一の際にも早期の発見・連絡につながります。
(4) トイレ用品
トイレトレーとシート:排尿頻度を観察しながら、適切なサイズを選びます。ニオイ付きのトレーニング用シートも有効です。子犬期は排泄回数が多いため、シートは多めにストックしておくと安心です。
消臭・除菌スプレー:愛犬が舐めても無害なタイプを準備しましょう。使用済みシートを捨てる密閉式のゴミ箱もあると便利です。
(5) フード
環境の変化で子犬はお腹を壊しやすいものです。
切り替えは慎重に:しばらくはペットショップやブリーダーが与えていたものと同じフードを与えてください。新しいフードへの切り替えは、環境に慣れ、健康状態が良いのを確認してから行いましょう。
(6) 玩具(おもちゃ)
歯の生え変わり時期のムズムズ解消や、ストレス発散に欠かせません。誤飲を防ぐため、子犬の口にすっぽり入らないサイズ、かつ壊れにくい素材を選びましょう。
2. 【当日の流れ】ドッグトレーナーが教える子犬を迎えた初日の過ごし方
ここからは、数多くの犬たちを導いてきたドッグトレーナー三井惇さんによる、実践的なアドバイスをご紹介します。
「構いすぎ」に注意!まずは休息を
長旅を経て新しい家に着いた子犬は、想像以上に疲れています。「可愛いから」と家族で代わる代わる抱っこしたり、いきなり部屋の中でフリーにさせたりするのは禁物です。まずはケージに入れ、静かに休ませてあげましょう。
理想的な居住空間の作り方
サークルやケージは、「家族の姿が見えつつも、人の出入りが激しすぎない場所」に設置するのが理想です。
三井惇さんのアドバイス:
「ウチは放し飼いにするからサークルは不要」と思わないでください。最初に『自分の安心できる場所』を教えることで、将来的に部屋のどこにいても落ち着いて過ごせるようになります。
クレートが必要なわけ
サークル・ケージの中にベッドだけを置くのではなく、姿がすっぽり隠せるような小屋(クレート)のほうが子犬は落ち着くものです。
動物病院や旅行など、これからずっと使うものになるので丈夫なものを選びたいところですが、大きすぎるクレートはトイレトレーニングの妨げになることもあります。
クレート選びの黄金ルールと注意点
クレート選びの3条件
快適に過ごすためには、以下の3つができる広さが理想です。
- 立てる:立った姿勢でも動ける高さ
- 回れる:その場でくるりと方向転換ができる幅
- 寝そべれる:足を伸ばしてフセの姿勢でリラックスできる奥行き
【ここが落とし穴!】大きすぎるとトイレの失敗の原因に
「長く使えるように」と最初から成犬サイズの大きなクレートを用意すると、子犬は中を「寝る場所」と「トイレ」に分けて使ってしまうことがあります。
犬には「自分の寝床を汚したくない」という本能がありますが、広すぎるとその本能が働かず、トイレトレーニングが難航する原因になります。特に大型犬は子犬のサイズと成犬になったときのサイズに大きな差がありますのでより注意が必要です。
アドバイス:最初は成長に合わせて買い替えることを前提に、今の体に合ったサイズを選びましょう。もし大きめを購入する場合は、中に仕切り板を入れたり、厚手のクッションを置いて「動けるスペース」をあえて制限したり工夫することで、トイレの成功率を上げることができます。
3. 失敗させない!最初の一歩としての「トイレトレーニング」
トイレの失敗は、犬がバカだからでも、当てつけでもありません。子犬は遊びに夢中になると、トイレの場所まで辿り着けないだけなのです。
トイレスペースを増やす
部屋が広い場合は、何箇所かにシートを設置しましょう。「シートの上=排泄場所」とインプットさせることが先決です。
言葉の合図(キュー)を送る
排泄中に「ワンツー」などの言葉をかけることで、将来、外出先でも言葉ひとつでトイレを済ませられるようになります。
失敗しても叱らない
トイレトレーニングもすぐにはマスターできないもの。失敗しても叱らないことが大事です。叱られるとさらに問題をこじらせるだけでなく、信頼関係を築く妨げにもなります。
4. 知っておきたい「吠え」と「噛み」への心構え
都会の住環境では、吠えや噛みを放置できません。これらは犬の「本能」ですが、早めの対処でコントロールが可能です。
「吠え」は犬の言葉
吠えるのには必ず理由(寂しい、警戒、興奮など)があります。
対処法
寂しくて吠えているときに、構って止めるのは逆効果です。「吠えれば相手をしてくれる」と学習させないよう、原因をよく観察して対応しましょう。
「噛む」ことへの対策
子犬は口を使って物を確認します。
環境設定
届く場所に危ないものを置かないのが基本です。
代替品
噛んでいいおもちゃを与え、人の手や足は「噛む対象ではない」と教えましょう。人の手は「美味しいものをくれる、優しく撫でてくれるもの」だと刷り込むことが大切です。
5. 専門家とのパートナーシップを築こう
犬との生活をより豊かにするために、目的別に専門家を頼りましょう。
動物病院
ワクチン接種や去勢・避妊の相談など、健康管理のパートナーです。
ペットサロン
プロによるシャンプーやカットは、皮膚の不調を早期発見するきっかけにもなります。
ドッグトレーナー(行動学の専門家)
ご自身でのしつけやトレーニングが難しい場合は、専門家に直接教わるのが近道です。
獣医さんは医学のプロですが、しつけの最新手法についてはアップデートされていない場合もあります。マナーやトレーニングについては、行動学を学んだトレーニングのプロに相談することをおすすめします。
まとめ
犬との暮らしは、思っている以上に手間や費用がかかります。しかし、一生懸命に向き合った分だけ、彼らは癒しと豊かな人生を私たちに与えてくれます。
ネットには情報があふれていますが、目の前の愛犬にその方法が合っているかはあなたにしか分かりません。約15年という長い時間を共に過ごすパートナーのために、本気で向き合うことから始めてみてください。







