2019.08.23一緒に。もっと、

もっとノーズ、プリーズ!~笛で鼻を使うキューを教える~ノーズワークシリーズその6

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見上げる犬

Photo by Stuart Dootson (https://www.flickr.com/photos/stuart-dootson/)

文と動画 藤田りか子
藤田りか子さんのノーズワークシリーズはこちら

前回紹介したような通りの生垣や草の生えているところに隠してトリーツやボールを探し出すサーチ、試してみましたか?うまくできましたか?

さて、今回は前回の遊びにもう少し「コミュニケーション性」を加えてみたいと思います。草むらで探している際に犬に「そこにあるよ、そこを重点的に探して!」と伝えたいこともあるかと思います。犬のそばまで行って指差しをして犬に伝える方法もありますが、そばに行かずとも遠隔で犬に指示を出せるようになれば、カッコいいと思いませんか?

犬に「そこを重点的に探して」と伝えてみよう

全体像としては、犬が探している途中「あと50cmも後ろに行けば見つかるのに!」というところで「ストップ!」と合図を出します。犬が「ハッ」としてこちらをみるはずです。その時に「探せ〜」という合図を出します。犬は自分の周りをクンクン匂い始めます。そして見つける、という流れです。これは実は狩猟犬(回収犬)の技能でもあるのですが、家庭犬の楽しい遊びとしても十分に応用できるので皆さんもぜひチャレンジを。

今回は合図を聞いた途端に探す、という部位から練習をしてみましょう。これだけでも楽しい脳トレになります。

やってみよう!合図を聞いたら探すトレーニング


用意するのは、おいしいトリーツ。犬の大きさにもよりますが、1cm~3cmぐらいの大きさのものを。
【1】先ずは犬の慣れ親しんだ環境で練習をします。とりあえずは、家の中で。
【2】犬を座らせます。そして犬の後ろ(犬から30〜50cm周辺)にトリーツをばらまきます。
【3】犬の目の前に立ちます。そしてアイコンタクトが取れたら、「周りをくまなく探して!」合図をだします。この合図は、「よ~く探せ」という声符でもいいし、ホイッスルでもOK。ホイッスルでは何か自分で音色を決めてみましょう!ピーピーと数回鳴らすなど、決まったトーンを作ります。
【4】犬はすでに後ろにトリーツがばらまかれたのを知っているので、すぐに鼻を地につけてトリーツを探し出します。先ほどの「よ〜く探せ」合図と、自分のまわりに落とされたトリーツを探す、という行為がここで、結びつくことになります。この練習を何回かやっていると、犬は、「よ〜く探せ」の合図を聞いただけで、すぐに鼻を地につけるようになります。
【5】最初はたくさんトリーツをばらまいておくべきですが、犬が合図を理解しはじめたら、少し難しくしてみましょう。たとえば、たったひとつだけを犬の後ろにおいて、それを探させます。あくまでもトリーツは犬の周辺におくこと。

家の中でできるようになったら外でやってみよう


犬が見ていない間に茂みに犬のオモチャあるいはトリーツを隠します。前述したような手順で、こちらも「よ〜く探せ」の合図で後ろに振り返って探してもらいます。

家の中で犬が上手にこなせるようになったら、今度は、外で。ここから面白くなります。外には、茂みや草があります。そこを「よ~く探せ」の合図で探させるのは、床の場合のように簡単ではない分、犬も鼻を上手につかって努力をしなければなりません。このアクティビティのいいところはリードをつけたまま狭い範囲でできること!草の中で探させる時も、順番は、前述した通り。最初は、たくさんのトリーツをばらまいて、合図と自分がすべき行動が結びつけれらるようにしてあげます。
以上がうまくいけば、そして、もしみなさんの犬の中でボールやおもちゃをくわえるのが好きだ、というのなら、トリーツのかわりに物品をいくつか草むらにばらまいてそれをとってきてもらうのもいいでしょう!

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藤田 りか子(ふじた りかこ)

藤田 りか子(ふじた りかこ)

ドッグ・ジャーナリスト。レトリーバー二匹と自然豊かなスウェーデン・ヴェルムランド県の小さな村に在住。スウェーデン農業大学野生動物管理学科にて修士号を得る。犬の繁殖管理や福祉の先進国スウェーデンはじめ北欧の犬情報はもとより、ヨーロッパ各地の純血種の知識に詳しい。著者に『最新世界の犬種図鑑』。 現在ノーズ・ワーク(嗅覚を使うドッグスポーツ)に夢中、コンペティターでもある。