愛犬の肝臓の数値が気になる!肝臓病の種類と症状、肝臓病対策の食事

  1. ホーム
  2. GREEN DOG公式通販
  3. 犬との生活特集一覧
  4. コラム
  5. 愛犬の肝臓の数値が気になる!肝臓病の種類と症状、肝臓病対策の食事

愛犬の肝臓の数値が気になる!肝臓病の種類と症状、肝臓病対策の食事

スタッフコラム15話目

愛犬

パートナー(愛 犬)はこれまでと変わらず元気。
なのに、健康診断で肝臓の数値が高いことがわかり慌てた、という話はよく聞きます。

肝臓はとても働き者。働き過ぎのときは血液検査の数値にあらわれます。

肝臓病には先天的なものから慢性疾患や急性疾患とさまざまありますが、食事内容が体質に合っていないことも原因のひとつ。なにが肝臓の負担になるのかを知って少しでも病気を防ぎたいですね。
今回はパートナーの肝臓の健康維持に役立つ情報をペットフーディストの山本が説明します。

肝臓イラスト

イラスト(イメージ図)のように実際の肝臓は他の臓器よりも赤色をしています。肝臓は食べ物の栄養が運びこまれる血管があるほか、血液に関する仕事を行うために無数の血管が入っているからです。ちなみに脂肪が取り巻いていると黄色っぽく見えます。

①栄養素の代謝

タンパク質、糖質、脂質の分解や再合成、脂溶性ビタミンの貯蔵。 ブドウ糖をグリコーゲンとして貯えたり、アミノ酸からタンパク質(アルブミンなど)を作ったりなど。

②有害物質の解毒

体にとって有害なものを体外に排出するために分解、変化させます。

③胆汁の製造

主に脂肪の消化を助ける胆汁を製造。肝臓で作られた胆汁は胆嚢に蓄えられ、膵臓で作られた膵液と十二指腸で混じり合うことで膵液が持つ消化酵素を活性化し、脂肪やタンパク質の消化に使われます。

④血液に関すること

血液を凝固させる成分を作ったり、古くなった血液を壊したり。血液を作る元となる栄養素を貯めておき、必要な時に送り出す役割も持っています。

元気がなく寝そべる愛犬

慢性肝炎、細菌性胆管肝炎、肝臓腫瘍など肝臓疾患の多くの場合に食欲不振がみられます。

門脈体循環シャントという病気(多くは先天性)があります。消化管から肝臓へ流れる静脈から別の血管(シャント)ができ肝臓に栄養が届かない状態です。 肝臓を通らないため解毒されないまま食べ物の栄養が体中を巡ってしまいます。元気・食欲がない、嘔吐、下痢、神経症状などが起きることがあります。

ステロイド肝障害が起きた状態。副腎皮質機能亢進症や皮膚病や免疫疾患などでステロイド(副腎皮質モルモン剤)の投与が負担になった時に起きます。

以上は肝臓に関する病気の一部です。肝臓疾患の多くはかなり重症になってからでないと症状が出てきません。定期的な健康診断が大事です。

肝臓の状態は血液検査で知ることができます。症状がなく健康な毎日を送っているのに数値が異常で驚いたということをよく聞きますね。肝臓に係わる主な項目について説明します。

肝臓や胆嚢、胆管の炎症などを疑う項目です。炎症などにより細胞から血液中に流れ出た酵素の量が増えると検査数値があがります。
健康に見えるのに数値が高いというケースの多くがこの項目です。
・ALT(GPT),AST(GOT),LDHなどが上昇:肝細胞の障害を反映する逸脱酵素の増加
・ALP,GGTなどが上昇:胆管うっ滞による酵素の増加

肝臓には物質を生成、または解毒する働きがあります。これらの物質が血液中にどれくらいあるかを調べることで肝臓の異常を知ることができます。急性肝炎などのほか門脈大循環シャントでも異常値になります。
・アルブミン、コレステロールなどの低下:肝臓の生成機能低下
・アンモニア、ビリルビンなどの上昇:肝臓の解毒機能の低下

肝臓病には門脈体循環シャントという先天的なもののほか、多くは後天的な病気です。
ほかの臓器の不調による影響、食事の影響なども。
たとえば、シニア期に比較的多くなるクッシング症候群は下垂体の異常や副腎皮質ホルモンの過剰分泌などによることがありますが、肝臓に脂肪の蓄積が起きます。胆嚢や胆管に炎症を起きると肝炎を引き起こします。

有害物質を含むものを食べる(拾い食い)、酸化したフードを食べ続けるなどはもちろんのことですが、良質な食材であっても、体にとって過剰な脂質やタンパク質を摂りつづけると脂肪の蓄積のほか、大量の栄養素の処理(代謝、解毒)のため肝臓にとって負担がかかります。 働きすぎることも肝炎等(肝細胞を傷つける)を起こす原因のひとつです。

散歩する愛犬

・酸化した食べ物を与えない
⇒フードやおやつの賞味期限の確認、開封後は早めに消費するようにしましょう。
(賞味期限は開封前の期限のことです)
⇒留守番時や散歩中に危険がないか注意しましょう。
(拾い食いが原因で肝臓の数値があがったという話を聞くことがあります)

・運動量に合わせた食事量
⇒肥満であればまずは目標体重を目指して食事量、運動量を調整しましょう。
(太るほど食べることは肝臓に負担が大きい状態です)

・投薬
⇒薬は獣医師の指導のもと、適切な量を守ってください。

・水分摂取を意識する
⇒肝臓を傷つける原因に水分不足も影響します。

・定期的に健康診断を受ける
⇒病気が進行してからでないと症状が出ない場合が多いので注意しましょう。

ここでは血液検査で肝炎等を疑う項目が気になるときのフードの選び方やケア方法についてお伝えします。
※肝臓病の食事療法は、病態やパートナーの体質によって推奨される内容が変わりますので、気になるときは必ず獣医師の診断による指導に従ってくださいね。

肝臓は再生できる臓器。ドッグフードを選ぶ際は、細胞を作るために使われる良質なタンパク源が摂れることが最低条件です。 ただし多すぎない量であること(運動量が少ないパートナーはタンパク質が多めのフードは避けましょう)さらに肝臓や胆嚢に負担がかかりやすい脂肪は控えめがおすすめです。

参考商品

良質なタンパク源、低脂肪の条件が揃っているドライフードです。

Yum Yum Yum!(ヤムヤムヤム)シニア&ライト チキン ドライタイプ

Yum Yum Yum!(ヤムヤムヤム)

Yum Yum Yum!(ヤムヤムヤム)シニア&ライト チキン ドライタイプ

シニア犬(老犬)や体重管理中の成犬をおいしくサポート

商品を見る

ナチュラルバランス ウルトラプレミアム スウィートポテト&ベニソン

Natural Balance(ナチュラルバランス)

ナチュラルバランス ウルトラプレミアム スウィートポテト&ベニソン

新鮮な鹿肉がメインの、穀物フリーのアレルギー対応フード

商品を見る

ナチュラルハーベスト シニアサポート

Natural Harvest(ナチュラルハーベスト)

ナチュラルハーベスト シニアサポート

消化・栄養に優れたハイシニア犬のための総合栄養食

商品を見る

肝臓のさまざまな仕事をサポートしてくれる栄養素を毎日少しずつ主食に加えることができます。 特にシニア期に不足しがちな栄養素はフード以外の食材からも摂れるといいですね。

参考商品

消化吸収のよい良質なタンパク質や解毒の際に必要な抗酸化栄養素など、肝臓を応援するレシピ。パウダー状なので水で溶いたり、そのままふりかけたり、主食のおいしさアップにも役立つミルク風味のごはんです。

ナチュラルハーベスト レバエイド

Natural Harvest(ナチュラルハーベスト)

ナチュラルハーベスト レバエイド

肝臓・腎臓の健康をサポートするサプリごはん

商品を見る

肝臓が働くと活性酸素が常に発生します。それが過剰になると細胞を傷つけることに。特に機能が衰えているときには抗酸化栄養素を摂ることが肝臓の健康維持に役立ちます。 パウダー状でほんのりパンのような香りがするので隠れた人気商品。給与量は微量なので続けやすいサプリメントです。

参考商品

その他GREEN DOG厳選 還元型コエンザイムQ10

その他GREEN DOG厳選

還元型コエンザイムQ10

若々しさのサポートに与えやすいサプリメント

商品を見る

サプリメントに抵抗がある場合は、新鮮なブロッコリースプラウトをはじめ、色鮮やかな緑黄色野菜も自然の抗酸化栄養素源です。 これらを食事に加えることを意識してみてはいかがでしょう。

肝臓をいたわるためには血流維持が大事です。じゅうぶんに運動していればオッケーですが、何らかの事情で運動ができない、シニア期、体冷えやすい状況も。
気になる場合は、体全体のマッサージや、お腹が冷えないように腹巻をしてあげるのもおすすめです。お腹を温めることは体全体の血流維持に役立ちますよ。
温めることと同時に水分補給も忘れないでくださいね。

参考商品

Pancia Souffle(パンチャ スフレ) シルク はらまき

Pancia Souffle(パンチャ スフレ) シルク はらまき

薄手ながらとても暖かく、ふんわりなめらかな肌ざわりだから自然な感触です。夏の冷房対策にもおすすめです。

商品を見る

「沈黙の臓器」なんて呼ばれる肝臓。
放っておくと気づかぬうちに重い症状に発展してしまうことも...。
何か大きなストレスがかかっているときも注意してあげてください。

今回ご紹介したのは肝臓病の一部です。
パートナーの症状によっては対処方法が異なることもあります。
まずは定期的な健康診断を受けて早めに気づけるようにしてくださいね。

【参考資料】
・くわしい犬の病気大図典(株式会社誠文堂新光舎)
・小動物の臨床栄養学(日本ヒルズ・コルゲート株式会社内マーク・モーリス研究所日本連絡事務所)
・ペット栄養管理学テキストブック(株式会社アドスリー)

フードやサプリメント選びにお困りの際は、GREEN DOGの相談ルームまでお気軽にお問合せください。

今すぐ相談!ご相談は無料

相談ルームはこちらから

筆者

愛犬とペットフーディスト

ペットフーディスト、アドバンス・ホリスティックケア・カウンセラー、ペット栄養管理士、犬の食事療法インストラクター上級師範

山本 由能(やまもと ゆの)

現在の愛犬との生活がきっかけで犬の食事や心のケアについて勉強を始めたことがご縁となりGREEN DOGへ。
自身も飼い主のひとりとして愛犬との生活を楽しみ介護も経験。
日々の業務では主に犬の栄養学や健康維持に関する情報を発信しています。