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ドッグフードの原材料と添加物|安全な選び方と見分け方
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専門家がおすすめする犬の健康を守る安全なドッグフードの原材料と成分についてご紹介します。安全なドッグフードの特徴もお届けしておりますのでぜひ参考にしてみてください。
原材料表でドッグフードの安全性を見極めよう!
ドッグフードのパッケージの裏面には、ペットフード安全法に基づく表示=原材料表があります。原材料表にはそのフードが何から作られていて、どんな成分が含まれているのかが記載されています。
ですから、原材料表をちゃんと読めるようになることが、パートナー(愛犬)の健康ケアの第一歩です。
これからお伝えする原材料表から確認するべき4つのポイントをおさえて、愛犬のために、より安全なドッグフードを選んであげましょう。
主原料は何?
原材料は使用量が多い材料から順に記載されています。けれど、最初に動物性タンパク質の表示があったとしても、動物性原料が主体のドッグフードとはいえないものがあるのです。下のグラフを見てみましょう。
左のグラフのように植物性の原料が列記されている場合、原材料を仲間ごとに足してみると、実は、動物性たんぱく質ではなく植物性の原料が主体のドッグフードということがあります。犬は身体に肉食の名残がある動物。動物性タンパク質=肉、魚、卵などが主体となっている食事を与えることが愛犬の健康につながります。原材料表の表示順序に惑わされないようにしましょう。
食材の明確性
私たちが口にする食材や加工品を選ぶときには、何の肉なのか?や何が使われている食品か?を確かめますね。愛犬の食事を選ぶときにも、同じように確かめてあげる必要があります。
原材料名を見て、それが何からできているものなのかがわからない材料を使っているドッグフードは愛犬にとって安全とは言えません。
たとえば、ミートミール。ドッグフードにはよく○○ミールという材料が使われていますね。
AAFCO(全米飼料検査官協会)の定義によると、ミートミールとは「動物の組織から脂肪を取り除き(レンダリング)、毛やひづめ、角、胃の内容物、糞などの排せつ物を含まないとされているもの」です。
つまり、どんな動物のどんな部位が使われているのかがわからない原料です。そのため、品質が安定しない可能性があること、また、アレルギーのある犬には与えにくいことから、安全性に不安を感じる方もいるでしょう。
【原材料表のチェックポイント】
原材料表を見る際は、以下の3つのポイントを意識しましょう。
・記載順序
原材料は使用量の多い順に記載されています。最初にチキン、ラム、サーモンなどの具体的な動物性タンパク源が記載されているフードを選びましょう。
・明確性
「○○ミール」や「肉類」「家禽類」など、具体的な食材名が不明な表記は避けるのが賢明です。「チキンミール」や「チキンレバー」のように、動物の種類や部位が明記されているか確認しましょう。
・成分の分離表記
植物性原料が主体であるにもかかわらず、原材料を分割して表記することで、あたかも動物性原料が主であるかのように見せかける手法があります。例えば、「トウモロコシ」「小麦」「小麦グルテン」のように穀物を細かく分けて記載している場合は注意が必要です。
いつもあげているフードの袋の裏を見て、一目で何かわからない食材が書かれている場合は調べてみましょう。
加熱によって減る栄養素への配慮
ビタミン、酵素、プロバイオティクスは熱が加わるとその栄養がほとんど失われてしまいます。ほとんどのドライフードは加熱工程があり、それらは加熱した後に添加されている場合がほとんどです。
特に酵素やプロバイオティクスが原材料に含まれていることは少ないので、配慮されていない場合は、食事とは別にサプリメントで補うこともおすすめです。
添加物は何が使われているか
ドッグフードには様々な添加物が使用されています。添加物は、長期保存し品質を保つためには必要なものです。ただし同じ役割の添加物でも安全性に不安がなく、余分な添加物はできるだけ含まないものを選ぶことが大切です。
ドッグフードの添加物で代表的なもの
・酸化防止剤
・その他の添加物(着色料、発色剤など)
酸化防止剤とは
ドッグフードの成分の身代わりとなって酸化されたり、油脂の酸化を防いだり、脂溶性ビタミンの安定化といった役割があり、長期保存のドッグフードには必要なもの。自然由来のものと合成の2種類があります。
【OK!】天然の酸化防止剤
・アスコルビン酸
・ローズマリー抽出物
・ミックストコフェロール(ビタミンE)
【NG!】合成の酸化防止剤
・エトキシキン
・BHA
・BHT
※これらは現在でも一般的に使用されている添加物ですが、特にエトキシキンはEUでペットフードへの使用が制限されているなど、安全性への懸念が依然として議論されています。
その他の添加物(着色料、発色剤など)
着色料や発色剤は見た目を良くするためだけに使用され、飼い主目線でおいしそうに見せるためだけの役割で、犬にとっての栄養、嗜好性には関係がありません。合成のものは、発がん性があると言われるものもあり、安全性に懸念が残ります。安全基準を守って使用されていますが、心配な場合は避けるという考え方も一つの選択肢です。
【OK!】OK!天然の着色料・発色剤
・カロテノイドなど
【NG!】NG!合成の着色料・発色剤
・赤色○号、青色○号
・亜硝酸ナトリウム、硝酸ナトリウムなど
安全な原材料のドッグフードとは
安全な原料を使い、どんなに栄養価に優れたドッグフードでも、保管方法や管理が悪ければ、ドッグフードの安全性は維持できません。
商品を扱うお店(ネットショップを含む)がどのような商品管理をしているのか、きちんと公開しているところや、万一、取り扱う商品にパートナーの健康を害する問題が発生した場合、その商品をすばやく販売中止にするなどの、品質管理が徹底されているか、など愛犬のために信頼できるお店を選ぶ目を持つことも大切です。
私たちGREEN DOG & CATの専門家達がおすすめする安全なドッグフードとは
- 合成酸化防止剤ゼロ
- フードが酸化していないかどうか、適宜、第三者機関で検査しているもの
- 材料が明確なもの
- 保管時の温度管理がされているもの(常時26℃以下)
- 賞味期限が公開されているもの
- 品質管理が徹底されているもの
犬などのペットに対する食品の安全基準は人間ほど確立されていません。だからこそ愛犬の口に入る食品の安全基準を設けて、取り扱う商品が安全かどうかの情報を開示することは、食事を選ぶ飼い主さんのためだけでなくパートナーの健康に繋がる大切なことなのです。
まとめ
私たちにとって犬は大切なパートナー。健康で、毎日を健やかに過ごしてもらうためには、犬にとって安全な食事を与えることは最も重要なこと。
フードを購入するお店が明確な食品の安全基準を持っているかを確認することもパートナーへの愛情のひとつとわかっていても、お店に問い合わせたり原材料表を読めるようになるのは少し大変かもしれません。
であれば、せめて裏に書かれている食材が何かすぐにわかるものを選ぶようにしてあげましょう。
キッチンに置いていないもの、冷蔵庫の中で見たことがない食材などができるだけ入っていないもの、という自分なりの選択基準を決めても良いですね。
選択に迷ったら、信頼できるお店の無料相談などを活用してみましょう。GREEN DOG & CATでは犬の食事に詳しい専門のカウンセラーが無料相談を受けています。愛犬にとって安全なフードを選ぶコツも教えてもらうことができますよ。







