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シニア犬(老犬)に必要な栄養素を獣医師が徹底解説!食事の工夫や気をつけたいこととは?
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シニア犬に気をつけるべき栄養素と食事の工夫
シニア犬(高齢犬)には低カロリーのフードがおすすめと言われてきましたが、カロリー以外にも考慮すべきポイントがあります。 これらをバランス良く取り入れ、1頭1頭の愛犬に合った食事管理を行ってあげましょう。
では、それぞれの栄養素についてお話していきます。
① 高品質の動物性タンパク質
犬も人間と同じで年齢を重ねるにしたがい、引き締まった筋肉が徐々に失われていく傾向があります。 筋肉を作るにはアミノ酸が必要なので(タンパク質はアミノ酸の集合体)、できるだけ高品質のタンパク質を摂取する必要性がますます高まることになります。 犬猫は本来は肉食動物ですから、肉や魚などの動物性タンパク質をしっかり摂ることがとても重要です。
一方で、シニア期の愛犬には病気を予防する必要もあるので、タンパク質は過剰になり過ぎず、高品質なものを適量摂ることが必要と言えるでしょう。
② 低脂肪と脂肪の種類
シニアになると活動量が減り、また基礎代謝も落ちてくるので必要カロリーも少なくなります。 若いころと同じカロリーを与え続けていると肥満につながり、病気のリスクも高まってしまいます。 とはいえ低カロリーを気にするあまり脂肪分をカットしすぎてしまうと、皮膚がカサカサ、被毛がパサパサになることも。 低カロリーの食事を心がけることは大切ですが、全く脂肪分がいらないというわけではありません。脂肪も必須栄養素のひとつです。
同じシニア用でも、フードによってタンパク質や脂肪が含まれる量は異なります。①と②の内容を踏まえた上で、愛犬の体質や体型に合わせてフードを選びましょう。
おすすめフード
yum yum yum!シニア&ライト チキン ドライタイプ
yum yum yum!
良質でシニア向けのタンパク質量、低脂肪のフード。
保障分析値(粗蛋白質)23.3%以上
保障分析値(粗脂肪)5.0%以上
ナウ フレッシュ グレインフリー スモールブリード シニア&ウェイトマネジメント
NOW FRESH
穀物不使用、比較的脂質を抑えたフード。
保障分析値(粗蛋白質)24%以上
保障分析値(粗脂肪)12%以上
ボディバランス エイジングサポート 7歳以上
BODY BALANCE
低リン・低ナトリウム、白身魚が主原料のシニア期の身体に配慮したフード。
保障分析値(粗蛋白質)25%以上
保障分析値(粗脂肪)10%以上
主食を低脂肪にする代わりに、健康に役立つオメガ3脂肪酸系のオイルを少しプラスして与えるのもおすすめです。
オメガ3脂肪酸はエネルギーになるだけでなく細胞膜の構成成分でもあるのでイキイキした皮膚を維持するためにも必要なもの。オメガ3脂肪酸には、α-リノレン酸、エイコサペンタエン酸(EPA)、ドコサヘキサエン酸(DHA)があります。体内でα-リノレン酸からEPAとDHAの順に変換されていきます。
犬猫は植物性のα-リノレン酸をEPAとDHAに変換するのを苦手とする個体もいるため、直接EPAとDHAを与えるのがよいとも言われています。これらは、サーモンオイルやクリルオイル、などに豊富に含まれます。
食欲が落ちてカプセルを嫌がる場合は、オイルを取り出しウェットフードや手作り食に混ぜるなどの工夫が有効です。
オメガ3脂肪酸、EPA/DHA含有のオイル
③ 抗酸化栄養素
愛犬も人と同様、年を重ねるにしたがって抗酸化栄養素の要求が高まってきます。 抗酸化栄養素の代表的なものとして、ビタミン、フラボノイド、カロテノイド、コエンザイムQ10、セレンなどがあります。 抗酸化栄養素の多くは果物・野菜・ハーブなどに豊富に含まれていていますので、食事から果物・野菜・ハーブを摂ると自然に抗酸化栄養素を摂り入れていることになり、健康につながると考えられます。
シニア期になったら、主食やトッピング食材、おやつなどからも積極的に抗酸化栄養素を摂りいれ、健康をサポートしましょう。
抗酸化栄養素が多く含まれる野菜や果物
かぼちゃ、ほうれん草、にんじん、ブロッコリー、小松菜、ブルーベリー、りんご
抗酸化栄養素を含んだサプリメント
④ プロバイオティクスとプレバイオティクス
シニア期になるとおなかの中で善玉菌が減り、悪玉菌が増えやすくなる傾向があり、それに伴っておなかの調子が悪くなり、下痢や便秘が起こることがあります。 そこで、プロバイオティクス(善玉菌)やプレバイオティクス(善玉菌のエサ)を与えて、おなかの健康をサポートしてあげましょう。
プロバイオティクス
「体に良い影響を与える生きた微生物(善玉菌)」のことで、乳酸菌やビフィズス菌などがその代表です。
そこで、腸内環境をサポートしたい時には、愛犬に合ったプロバイオティクスを継続して与え続けることが大切です。
プレバイオティクス
プロバイオティクスが好んで食べるエサです。胃や小腸での消化の影響を受けずに大腸まで届き、プロバイオティクスの栄養源となります。
プロバイオティクスとプレバイオティクスが一緒に摂れる食事例
プロバイオティクスとプレバイオティクスが一緒に摂れる食事といえば、バナナ入りのヨーグルトがあまりにも有名です。 愛犬がヨーグルトを苦手でなければ、与えてみてはいかがでしょうか。ただし、これらはあくまでトッピングや間食の一部としての量で与えることを意識してください。
プロバイオティクスが手軽に摂れるサプリメント
シニア犬の消化と水分補給への配慮
栄養素以外にも、シニア犬が無理なく食事を摂れるよう消化への配慮も重要です。
水分摂取の促進
積極的にみずみずしい食材を使ったり、ドライフードを煮汁でふやかしたりするなど、水分がしっかり摂れるような工夫をしましょう。
消化しやすい形状
食材を細かく刻む、または柔らかく煮込むなど、消化器に負担をかけず、しっかりと栄養を吸収できるように工夫してあげましょう。
⑤ グルコサミンとコンドロイチン
関節を作っている骨の先端は、柔らかい軟骨におおわれています。それを「関節軟骨」と呼びます。関節軟骨は骨が受ける衝撃を吸収するクッションの働きと、関節を曲げ伸ばしするときに起こる骨と骨との摩擦を防ぐ働きを持っています。愛犬が飛んだり跳ねたり走ったり、膝や肘が滑らかに動かせるのも、関節軟骨のおかげなのです。
しかし長年にわたって関節に負担がかかっていると、少しずつ関節軟骨がすり減ってきます。軟骨で守られているはずの骨があらわになり、ふしぶしに痛みを感じ、運動を嫌がったり、立ち上がりに時間がかかったり、肢をかばうような歩き方をしたりすることがあります。
コンドロイチンは軟骨の主要な成分で、水分を保ち弾力性を高める大切な働きをもっています。グルコサミンは、コンドロイチンを始め、他の軟骨成分の生成をうながす働きがあります。グルコサミンとコンドロイチンは通常は体内で作られますが、年齢を重ねると共に産生が減ってきます。
シニアの初期に入ったら、関節の健康を保つために継続的にグルコサミン&コンドロイチンを補給してあげましょう。
まだ軽い運動が出来るシニア犬には筋肉維持に配慮したサプリメントがおすすめです。 特に太り気味の愛犬は意識してみてはいかがでしょう。







