愛犬が吐く液~放っておけないわけとケア
スタッフコラム30話目

病気や体調不良でもないのに、パートナーが吐くのをみたことありませんか?
朝ごはんの前など空腹時です。
白色の泡状や黄色い液のときも。
今回は空腹のときに吐く理由とケアについてペットフーディストが説明します。
空腹時に吐く液の正体
パートナーが空腹時に吐く液は2種類あります。
・白色(泡が多い):胃液(胃の中で働く消化液)
・黄色:胆汁(十二指腸の中で働く消化液)
胆汁は肝臓で作られ胆のうで貯蔵されます。
そして消化の仕事が依頼されたときに十二指腸へ送られます。
胃で消化されたものをさらにこまかく消化するためです。
主に脂肪を消化する働きがあります。
なぜ吐くの?
通常は体の中に食べ物が入ってきた時に出てくる消化液。
食べ物がないのに胃液がたくさんあると胸やけなど気持ち悪さとなり吐きそうとします。
胆汁は十二指腸から空っぽの胃に逆流することがあります。
胃には強い違和感となり吐き出してしまいます。
草を食べたがるときは、これらを吐きやすくしている場合もあります。
食べ物がないのに胃液や胆汁がたくさん出るわけは、単にお腹が空いている時間が長い (食べたい気持ちが強い)だけでなく、脂質が多めの食生活が原因の場合もあります。
脂質は消化するのに消化液がたくさん必要だからです。
消化液を吐かないためのケア
胃液は酸性、胆汁はアルカリ性の性質を持ち、どちらも吐くときに食道を傷めます(炎症)
繰り返すと胃炎、腸炎などの原因にもなるので吐かないようにしてあげましょう。
1.空腹の時間を減らす。
回数を分けて与え、夜ご飯の時間を遅めにずらしてみましょう。
2. 食生活を見直し低脂肪を心がける。
ダイエット用フード、シニア期用フード、お腹ケア用フードを利用するのも良いでしょう。
お肉系のおやつをたくさん与えている場合は、消化液をたくさん作る原因になります。
あっさり系のおやつに一部切り替えてみましょう。
はじめは食べてくれないかもしれません。
お腹が空いているとき、一緒に遊んでいるときなど、タイミングを工夫してみてください。
パートナーの感情(心)と食べ物の関りは意外と大きいものです。
まとめ
空腹時に消化液を吐く場合は、食生活を見直してみてくださいね。
大好きなお肉のおやつはとっておきのご褒美のために。
犬はヒトよりも簡単に嘔吐する動物ですが、病気の症状の場合もあります。
いつもと違う様子の場合は軽く見過ごさず動物病院で診断してもらってくださいね。
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